◆◆再会が教えてくれる自分らしさ◆◆

先日ね、近所のコンビニ目指して歩いていた時、

『おだ・・・・さん?????』

と後ろからの声に気づいた私。


周りをキョロキョロと見渡しても、

だーれもいやしないのできっと、

“やっぱ・・・私の・・・ことか?”

と振り向いてみました。


すると、

『やっぱりそうだ〜!!全然変わってない〜!』

とニコニコ笑う一人の女性と旦那様らしき一人の男性。




うーーーーーん・・・・

一体、誰じゃ??????



でも確かに、私の名前を呼んでいる・・・



で、困惑している私を見ながら彼女は、

『私!私!覚えてない?

ホラ・・小学校の時の・・・』

とPRをしてくれます。


・・・必死で遠い記憶をたぐり寄せること数秒。


おおおおお!!!!!

もしかしてもしかして・・・・


『えっとえっと・・ごめんなさい。名前が出てこない〜』

と焦る私に、

『小学校の時、一緒だった●●よ!!覚えてくれてる?』

と彼女。


思い出した!!!

思い出しましたよ!!!


『うわぁ〜〜〜こんなところで会うなんて!!』

・・・女性の立ち話は一旦開始されると、

その終了時刻を予想なんぞすることはできません。


旦那様とおぼしき男性は目の前にあったコンビニに、

笑顔で入ってゆかれます。


『やっぱりおださんだった!!

一目見て、すぐに分かったよ!』


この言葉は女性にとって、

誉め言葉なのか或いは・・・否なのか???


そんなことを一瞬ふと考えてみたりも致しましたが、

この際・・・ま、いっか!!



でね、

どこからどう見ても

『いいところの奥様風』

の彼女に、

『今、一緒にいらした方、旦那様?』

と訪ねてみました。

『うん、そう。旦那〜』

ってね、


話しているうちにやっぱり彼女も、

当時(小学校6年生)の頃の笑顔が戻って参ります。


彼女とは、私が転校した先の小学校で、

家が近く同士ということがあり、

登下校を一緒にしていたと言う経歴(?)があります。


何も分からない新しい小学校で、

少なからずとも不安を抱いていた私に、

とても優しくしてくれていた彼女。




うんうん・・・

確かに覚えているぞ!


で、今は

『いいところの奥様』オーラ・・・


全開になってる!!!!


『おださんは?旦那様は?』

もしこの現場に、

ルー大柴さんがいたとするならばきっと、


『何ですか〜?薮からスティックに!!』

と言うツッコミを入れてくれているのは必須でありましょう。


『あ、私、独身なの。以前は結婚・・してたんだけどね』

と言う私の言葉に、

ほんのちょっと

“マズイコト聞いちゃったかな?”

の空気を流す彼女。


いえいえ・・

全く気になさらないで下さい。


『今は専業主婦?』 おだ

『うん、専業主婦に子育て。

おださんは仕事してるの?』 彼女

『うん、してる』 おだ

『何の仕事?』 彼女

『会社・・やってる』 おだ

『ええ〜〜!凄い!どこで?』 彼女

『オフィスはこのすぐ近く』 おだ

『何の会社?』 彼女

『心理学を教えたり・・そんな感じ』 おだ

『オフィスで?』 彼女

『ううん・・東京、大阪、名古屋・・で』 おだ

『ええええ!!!そんなに頑張ってるんだ!』 彼女




・・・・いえいえ

頑張るつもりは・・・




あんまりない。





『いいなぁ〜・・独身で仕事してて・・

自由でいいなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜』

と洩らす彼女。


『そんなこと・・自分で決めた道だから・・

ただ、たくさんの人達と出会うことができて、

楽しいな!っていつも思えるくらいで・・・

素敵な旦那様と家庭を築いてる●●さんの方がよっぽど・・・

私からすれば羨ましいけどな・・・』


そんな近況報告会をしていると、

コンビニから買い物袋を提げて出ていらした旦那様。

『じゃ、またね!家も近所だし、またゆっくり話そうね!』

そう言ってお互いに手を振って、

彼女は当然の様に旦那様とベンツに乗り込んでゆきました。


・・・彼女の生き様はきっと、

多くの女性の憧れなのかも知れない。


素敵な旦那様と裕福な経済状態。

お母さんとしての家庭があり、

専業主婦という位置づけ。


こんな結婚を夢みている女性は必ず・・・

多くいらっしゃるはず。



でね、

私はその場でしばらく立ち尽くし、

色々と考えてしまいました。


なら・・・

今の私は幸せではないのか?


大多数から羨ましいと思われる生き方を、

むしろ私は望んでいたのか?

同じ年齢、同じ女性、出身も同じところで、

同じ地域、環境に生きる私達。


でも、

その生き方は余りに違いすぎる。



私の生き方って・・・・

・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・・・・


そんなことを考えていた時、

ふと思い出したのね。

『自由でいいなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜』

の彼女の一言を。


きっと彼女にとっては、

独身で生きる私への

ほんの慰めの一言だったのかも知れない。


だけど、私は自分の人生、

自分の生きる道を考え考え考え抜いて・・・


『誰かに縛られる人生は・・・もう絶対に嫌だ!』


と言う結論に達したのね。


そんな過去を思い出した時、

私は今、自分に与えられている生き方、

自分で導きだした生き方をやっぱり・・・

どうしようもなく愛している。


自分の心から愛することのできる生き方を

生きることができている私はやっぱり、

どうしようもなく幸せな人間なんだ・・・

そんな思いが私の心をそっと包み込んでくれて・・・

すぐに笑顔が戻りました。


みんなそれぞれがそれぞれに幸せな生き方をすればいい。


誰かを羨んでいたって、

それは自分の人生なんかではないからね・・・・

自分が納得のできる生き方、生き様を導きだすことができた時、

人はきっと、

もっともっと自分の人生を愛することができるんだ!


そして、私のモチベーションが更に更にアップして、

目標を持つことの大切さ、

目的意識の重要さ、

自分は一体、どう言う人生を送りたいのか?

そこをちゃんと炙り出すこと。

その必要性を痛く感じたのでありました。


偶然だとも思える彼女との再会。

でもこんなところにもまた一つ、

自分の生き方を再度自分に問いかけることのできた、

そんな素敵な再会だったな・・・

なんて思います。


●●さん、声を掛けてくれて本当にありがとう!

貴女の幸せな生き方を拝見させて頂いて、

私も大切なことにまた一つ・・・

気づくことができました。


自分らしく生きる人生。


自分にしか創造することのできない自分の人生。

たった一度きり、後戻りなしの貴重な時間を、

これからもずっと私らしく・・・

生きてゆきますから

またゆっくりお話しようね!!