◆◆空っぽの心が教えてくれる自分らしさ◆◆


人の最終目的地点はきっと、

優しくて心の豊かな世界に生きること。




あたかも自分を大切にするかの様に、

他人をも大切にできる。


そんな心を養ってゆくこと。




私は常々そう・・

考えています。




ですが私達人間は、

いきなりここにたどり着ける訳ではありません。




生まれ、生き、成長する。

生きてゆく術をまずは覚えることができなければ・・・

そんな流暢なことは言ってられない。




生きてゆく術を覚えること。

衣食住において、何も心配することなく、

生理的欲求が満たされる世界に生きることができる。



そこをクリアできることができた時、

人は・・・



『贅沢』を知り、

『贅沢』を欲求し、

自分の全ての物質的な欲求を満たそうと・・

動き始めるのね。




・愛されたい

・認められたい

・おいしいものが食べたい

・高価なものを買えるだけの経済力が欲しい

・人に勝ちたい




もっともっと・・・・




ですがそれは、人間として生を受けた以上、

むしろ当たり前の発達なのだと思います。




ですから、以前の私。


全ての物質的な欲求は全て満たされた状態。


これはある意味、

ものすごくラッキーな人であると・・

そう思います。




なのに心の中は空っぽで・・

その空っぽを満たそうと、

次から次へと更に物質を求めて彷徨ってしまう。


心が渇いて仕方のない状態に、

時に不安になり、

時に苦しみ、

時に悩み、

時に・・・絶望する。




一体・・・どうしてなの?

何が足りなくて私はこんなに苦しいの?


きっとそうお感じの方も多くいらっしゃることでしょう。




・・・




人はね、

究極に苦しまねば・・・

次へは進むことができない生き物です。


苦しんで苦しんで苦しんで・・・

悩んで悩んで悩み抜いて・・・



“生きてゆくことがこんなに辛いならいっそ・・・

死んでしまった方が楽なのに・・・”

そんな命の危機に直面するまでは、

・・・気づくことさえできないの。




そうして自分の命の重さと、

生きることの苦しさを天秤にかけ、

辛うじて生きることの苦しさを選択することができた時、




・・・もしかしたら、自分が変わらなきゃいけないの?

そんなことに初めて気づくことができるんですね。




じゃあ一体、

何を変えればいいんだろう?

どうやって変えてゆくことができるんだろう?




ふとそんな風に考えることができる様になって初めて、

ようやく

最終目的地である、

優しくて心の豊かな世界の扉が、

目の前に見え始めて・・・くるのね。




要するに、

物質的なもので満たされることができた人は、

そこに真の幸せはないと知ることができる。



それはね、

『早く心の豊かな世界にいらっしゃいね!

そんなところに本当の幸せはないんだよ!

目の前にある扉を、勇気を持って開けてごらん!

もっともっと優しくて豊かな世界が待っているよ!』




そう言う・・・神様からのプレゼントなの。

物質社会で満たされることができた。



このラッキーな人達は、

その世界で留まっておくことはできません。

ですが、その世界から更に一歩進ませるためには、

苦しみというエネルギー無くしては・・

進めない。




優しくて心の豊かな世界に

仲間入りをさせて頂くチケットを手に入れた。




だからこそ、

満たされない心に苦しみを覚え、

その心を克服すべく、

次なる扉へ手を添える。

新しいことを始めるとき、

新しい世界への扉を開けるとき、

人はものすごい勇気とエネルギーを必要とします。



その勇気とエネルギーを湧きあがらせてくれるものが・・

満たされない心

空っぽの心

・・なのね。



もう二度と、あんな苦しみは味わいたくはないと、

そう言う自分に出会えるからこそ、

謙虚に学ぶ姿勢が・・できるのね。


そうして自分の心を苦しめるものの正体を知ったとき・・


そこから人は変わり始める。

本当に自分を大切にできる、

そんな自分を養ってゆくことができる。




ですからね、

もし今、心が渇いて仕方がない。

満たされない心に苦しめられている。

そんな自分に戸惑っていらっしゃる方がおられましたらどうぞ・・




『優しくて心の豊かな世界への招待状がついに・・

私のところへ届いてきたんだわ!』

そうやって考えてみて下さい。



そうしてマイナスのエネルギーを向ける方向を間違わないこと。

どうぞ『幸せ』へのベクトルに変えて、

勇気を持って学んで下さい。



きっとそんな勇気を持つことのできるあなたになら・・

次なるプレゼントはすでに、

用意されているはずですからね!